上顎小臼歯の虫歯が深く、神経が露出したが神経を保存したケース
2024.11.08
ダイレクトボンディング症例
上顎小臼歯に詰め物がされていますが、中が虫歯になって外れそうになっています。
症状はあまりありませんでしたが、虫歯は非常に深く、神経まで達していました。
神経を取ってかぶせ物を入れると、歯の寿命は非常に短くなります。
このケースでは、神経を保護してダイレクトボンディングで修復しました。
神経を保存する意義は非常に大きいです。
虫歯で詰め物が外れそうになっています。
詰め物を外してみると、中が深い虫歯になっています。
ボロボロになっています。
う蝕検知液で残っている虫歯を確認します。
歯肉側に、隔壁を作ります。
虫歯を除去すると、神経が露出しました。
神経を保護するセメントを詰めます。
ダイレクトボンディングで修復しました。
セパレータを外して完成です。
この治療のメリット
・神経を保存することが出来た
・歯の切削量が必要最小限
・適合精度に非常に優れる。
・接着力に優れる などがあります。
※隣の歯の詰め物も、後日ダイレクトボンディングで修復しました。